部下の教育とは、許容も大事です!
おはようございます。
今日は管理する側、課長、部長クラスのお手伝いをさせて頂きます。
当然ながら課長、部長は現場社員よりも仕事ができる事が大前提ですが、そんな中で
部下に対して許容が無さ過ぎる、許さないというケースがあります。
ここはグッとこらえて頂きたい。
どういうことか・・・・・?
これは僕のまさにNGケースです。
まだ若かれしサラリーマン時代に営業部長という役職についていたときの事。
僕自身が営業プレイヤーとしてアカウント、予算ももちながら、部下総勢25名ほどみておりました。
ある時に、このまま僕自身が大手ディーラーを担当していてもいけない、次のフェーズに
いくためにも、ここは僕が部下に担当引き継がせて、成長させて強い組織をつくらなきゃ・・・という
タイミングだったわけです。
実際に大手ディーラー社を数名の部下に振り分けて、更なる組織構築を目指していた時、
その大手ディーラーを担当した部下がなかなか思うように、動いてくれない・・・。その際
相当厳しく指導、教育していた自分がいました。
その部下の言い分として、
「松本さんと同じ事はできない・・・・・」という想い。
かたや僕自身は、
「俺のやっている事をやれば数字があがるよ!」「とにかくやりなさい」の一点張り。
やり取りがギクシャクし、かなり追いつめた経験を持っています。
まだ僕自身若い事もあり、アツい想いを持ちすぎた事も起因、そして許すという事もできないと
いった完璧主義的なところもあったと思います。
カンタンに言うと
跳び箱を3段しか跳べないのに、5段や8段を跳びなさいと言っても跳べるはずがありませんよね。
当時、僕はこれを押し付けていたんです。そこから猛省しました。
先ずは、
*相手の言い分をしっかりと上から目線ではなく、近い目線まで降りる事
上司ではあるが、そこは極力同じフィールドで聞く事。
*本音を言える雰囲気をつくり、一緒に改善していく姿勢を共有する事
*先ずは超えるべき、ハードルを設定する事
3段しか跳べないなら、まず4段を跳べるようにスケジュールを組む事
*長期目標として、5段、7段を跳べるようになる為のキャリアプランを一緒に考えて
後押しする事
その当時の僕自身の思考は
・何が何でも実績をあげなければいけないという危機感、
・自身がトップ営業マンとしてやってきたという過度な自信、
・部下に任せた以上、しっかりと面倒みなければいけないという勝手な強い想い
・お前ならできると部下に過剰な期待をして、過度なプレッシャーをかけた事
これが僕自身、おかしてしまった事です。メチャクチャ恥ずかしい事です。
猛省とはいってもカンタンではありません。
相当組織づくりについては悩みました。時間もかかりました。一部からは
松本さんが営業マンに戻れば良い・・なんていう批判もありました。
でもグッと堪えて、なんとか乗り越えようってひたすら我慢、我慢、我慢・・・・。
最終的には、
メンバーとも共有し、一度落ち込んだ売上も攻勢をかけられるまでに成長、営業各位も
自信をつけて自主性をもって動いてもらえるまでに・・・・。
あれは本当に嬉しかったですね。当時メンバーにも謝罪し、一から出直す事を約束し、
そこから共に成長できた事に感謝させて頂きました。
今回は僕のNGケースをご紹介しました。
あの時があったから、今があります。
許せる許容範囲を持つことの重要性を痛感しました。
相手も人間ですから、自分と同じ目線でモノをいってはダメですね。
上司、管理職の教育方針に、是非組み込んで頂ければ幸いです。
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代表取締役社長 松本 喜久